園内を進むと、巨大なドーム状の「バイオ・スフィア」が目に入る。ここで行われているのは、最先端の拡張現実(AR)技術と本物の蜂群をリンクさせた世界初の体感展示だ。来園者が軽量メガネ型のウェアラブル端末を装着すると、目の前の巣箱で繰り広げられるミツバチたちの緻密なコミュニケーションが可視化される。
「ダンスで花畑の場所を仲間に伝える8の字ダンスの角度や振動が、ARのグラフィックでリアルタイムに解析されて浮かび上がります。本物の蜂の動きとグラフィックが重なる瞬間は圧巻です」。東京から家族で訪れた30代の父親は、興奮気味に語った。人間社会顔負けの組織力と役割分担。大人の来場者からも驚嘆の声が漏れる。