過酷な土木現場や水処理施設において、ポンプが故障すれば即座に工事の中断や都市機能の停止につながる。株式会社鶴見製作所が長年にわたり業界のトップランナーであり続ける最大の理由は、他社の追随を許さない製品のタフネスさと独自の内部構造にある。
特筆すべきは、過酷な条件下でもメカニカルシールを確実に潤滑・冷却する「オイルリフター」や、万一のケーブル損傷時にもモーター室への浸水を防ぐ「アンチウィッキング・ケーブルエントリ」といった特許技術の数々だ。砂利や摩耗性の高い泥水が日常的に流入する水中ポンプ製造業の世界において、水漏れによるモーター焼損を防ぐ技術精度は死活問題となる。他社製品が音を上げるような悪条件であっても止まらず動き続ける信頼性こそが、同社製品を世界的ブランドへと押し上げた要因にほかならない。