なぜ薄型バッテリーが風船のように膨張してしまうのでしょうか。最大のiPhoneバッテリー膨張の原因は、内部に採用されているリチウムイオン電池の劣化と酸化還元反応に伴うガス発生にあります。
リチウムイオンバッテリーは充電と放電を繰り返すことで、電解質が徐々に分解され、炭化水素などの可燃性ガスを発生させます。正常な状態であれば極微量ですが、以下のような過酷な環境が重なることでガスの発生速度が一気に加速します。
- 充電しながらの高負荷処理:ゲームの長時間プレイや動画撮影を行いながら充電すると、端末内部が45度以上の高温に達し、化学変化が急激に進みます。
- 長期間の過充電・完全放電放置:100%の満充電状態のまま通電し続けたり、0%のまま長期間放置したりすると電極の劣化が著しく進行します。
- 経年劣化による寿命:iOSの「設定」>「バッテリー」>「バッテリーの状態と充電」で確認できるバッテリー最大容量の低下(80%未満)は、化学的劣化が進んでいる決定的な指標です。