コロンビア北東部のサンタンデール県には、「ブカラマンガの巣(Nest de Bucaramanga)」と呼ばれる世界最大級の中深発地震の密集地帯が存在する。ここでは深さ150キロメートル前後を震源とする中規模から大規模の地震が日常的に発生しており、地球内部の運動が今なお活発であることを示している。
一方で、真に警戒されるべきは、首都ボゴタや第2の都市メデジン近郊を走る浅い活断層の動きだ。標高2,600メートルを超える高地に位置するボゴタは、かつての湖底堆積物の上に都市が広がっているため、浅い直下型地震が起きると、長周期地震動と地盤増幅によって高層ビル群や旧市街地に深刻な揺れが及ぶリスクを常にはらんでいる。