ここを訪れる写真愛好家の最大の目的が、磨き上げられた漆のテーブルに周囲の木々が映り込むリフレクション写真だ。風遊山館の2階に設置された漆黒のテーブル天板は、まるで波ひとつない水面のように外の紅葉を鮮明に反射する。実物の紅葉と、テーブル上に広がる上下逆転した反転世界が相まって、夢と現実の境目が溶け出すような幻想美を作り出す。
完璧な1枚を収めるためのコツは、カメラやスマートフォンをテーブルの端にできるだけ近づけ、超ローアングルで構えること。広角レンズやスマホの広角モードを使用すると、空間の奥行きと天井への写り込みがより際立つ。InstagramなどのSNSでも世界的な話題となっており、朝一番の柔らかな光が差し込む時間帯がもっとも色彩鮮やかに仕上がる。