金沢から敦賀へと北陸新幹線が延伸して以降、富山県内の観光・旅行産業はこれまでにない新たな地平を迎えている。新幹線で富山駅や新高岡駅に到着した旅行客が、二次交通としてレンタカーを選択し、広域的なドライブ旅へと繰り出す周遊スタイルが一般化された。都市部からのアクセスが格段に向上したことで、週末の日帰り旅から滞在型のドライブ旅行まで、観光客の動線は一気に広がっている。
この交通インフラの劇的な進化は、沿線自治体の経済にも大きな波及効果を生み出している。レンタカーを借りて富山湾沿いから立山麓へと向かうルートは、北陸エリアを代表する黄金ドライブコースだ。移動の自由度が高まったことで、観光客が立ち寄る中継拠点としての価値は従来以上に重要な意味を持ち始めている。