激動のホテル・リゾート産業において、親会社である西武ホールディングスは保有資産の最適化を進め、運営を担う株式会社西武・プリンスホテルズワールドワイドはアセットライト戦略へと舵を切った。自社で不動産を抱え込む時代から、運営力とブランド力で勝負するフェーズへの転換である。
都内各所には外資系のメガブランドによるラグジュアリーホテルが林立し、客室単価の高騰が続いている。その中にあって、高輪が目指すのは奇をてらった新興高級ホテルとの差別化だ。広大な緑地と皇族ゆかりの歴史、そして村野建築が織りなす「品格」を軸に据え、世界中のエグゼクティブが最後に選びたくなる本物の安らぎを再定義しようとしている。