離乳食作りにおいて最も多い混乱が、「何倍粥」という言葉の定義です。本来の定義における5倍粥とは「生米1に対して水5の割合で炊いた粥」を指します。米は炊飯されると水分を吸って重量が約2.2〜2.3倍に膨らむため、すでに炊き上がっているご飯から作る5倍粥 水の割合は、生米から炊く場合と全く異なります。
ご飯から理想的な5倍粥を作る場合の5倍粥 水の黄金比は、「ご飯1:水2〜2.5」(重量比)です。しっかり粒感を残したい場合は2倍、少し柔らかめに仕上げて滑らかさを出したい場合は2.5倍に設定します。例えば、ご飯50gに対して水100ml〜125mlを合わせることで、生米からじっくり炊き上げた状態とほぼ同等の固さと水分量に仕上がります。
カミカミ期 離乳食 進め方の観点から見ると、生後9〜11ヶ月頃の赤ちゃんは、歯茎で食べ物をつぶす練習を重ねる時期です。水分が多すぎてサラサラした状態では丸呑みの原因になり、逆に水分が少なすぎて固すぎると喉に詰まらせたり吐き出したりしてしまいます。「指でつまむと力を入れずにスッと潰れるバナナの固さ」を基準に、赤ちゃんの咀嚼の進み具合に合わせて水分量を微調整することが肝要です。