長年愛された新世界国際地下劇場および本館ですが、劇場の幕引きは突然訪れました。閉館の最大の要因となったのは、劇場の深刻な老朽化と時代の変化です。
築数十年を経過した建物は耐震性や設備面での維持管理が困難を極めており、空調設備や映写機のメンテナンスにも多額のコストがかかる状態が続いていました。さらに、成人向けコンテンツのネット配信化に伴い、映画館という物理的な空間に足を運ぶ観客が減少したことも大きな打撃となりました。
ファンによる存続を望む声やレトロ建築としての保存を求める意見もありましたが、安全面の確保や事業継続性の観点から閉館が決定。昭和の熱気と哀愁をそのまま閉じ込めたような地下劇場は、多くの人々に惜しまれながらその役目を終えました。