ピルが正常に作用するためには、血中のホルモン濃度を一定に保つ必要があります。わずか数時間の服用遅れや1日の飲み忘れがあると、血中ホルモン濃度が急激に低下し、維持できなくなった子宮内膜の一部が剥がれ落ちて破綻出血(不正出血)を引き起こします。
また、下痢や嘔吐によって錠剤の成分が十分に小腸から吸収されなかった場合も、実質的な飲み忘れと同じ状態に陥ります。さらに緊急避妊薬(アフターピル)を服用した経緯がある場合、大量のホルモンを一気に投与した反動で、服用後数日から3週間以内にまとまった消退出血や不規則な不正出血が発生します。「いつも通りの時間に飲めているか」「直近で強い消化不良を起こしていないか」を振り返ることが原因特定への第一歩です。