世界中のスタジアムを揺らしながらも、どこかノスタルジックで切ない余韻を残す理由のひとつに、緻密に計算されたコード進行の存在があります。
楽曲のキーはBマイナー(あるいはDメジャー)を基調とし、全体を通して基本的に以下の4つのコードが美しい循環を作っています。
【主要コード進行】G → A → Bm → F#m(または D / A)
IV(G)から始まり、V(A)を経てVI m(Bm)へと上昇するこのエモーショナルなコード進行は、ポップミュージックにおいて「切なさと希望が同居する王道の響き」として知られます。トニック(主音)に安易に落ち着かず、常に前へと進み続けるような浮遊感を生み出すことで、リスナーの胸をグッと締め付けるドラマチックな高揚感を演出しています。