ネット上には「インネパ(ネパール人経営)は本物のインド料理ではない」といった極端な意見が見受けられますが、これは大きな誤解です。本場インドカレー人気の真相を探る上で欠かせない文化と業界の裏側を整理します。
日本国内に存在するインド料理店の約7割から8割は、ネパール出身のシェフやオーナーが運営しています。彼らは北インドの高級ホテルやレストランで過酷な修行を積んだ実力者が多く、日本人の舌に合わせて玉ねぎの甘みを引き出したり、スパイスの角をまろやかに調整したりする独自のローカライズを積み重ねてきました。つまり、現在私たちが親しんでいる濃厚なバターチキンカレー名店の味は、日本の食文化と彼らの技術が融合して生まれた一つの完成されたジャンルなのです。
もう一つの重要な盲点が「インド料理ハラール対応詳細まとめ」に関する情報です。イスラム圏からの観光客や在日ムスリムが増加するなか、「インネパ店だからすべてハラールである」と思い込むのは禁物です。鶏肉や羊肉はハラール認証肉を仕入れている店舗が多いものの、厨房内でのアルコール提供やポーク類(ベーコンチーズナン等)の取り扱いがある場合、厳格なハラール専用厨房とは言えません。宗教的配慮が必要な同伴者がいる場合は、店頭の認証マークや公式サイトでの明記を必ず確認することが鉄則です。