火野正平さんの実際の家族構成は、昭和芸能史の生き証人とも呼べるほど波乱万丈かつユニークなものでした。取材によって判明している実子の人数は合計4人です。
1970年、火野さんは一般女性と結婚し、長男と長女(2人の子供)をもうけました。しかしその直後から火野さんの華麗な女性遍歴が始まり、夫婦生活はわずか数年で別居状態へ突入します。驚くべきことに、長年別居を続けながらも籍は抜かず、法的な婚姻関係を保ち続けたまま生活費や養育費の支援を誠実に継続していました。
その後、1980年代初頭から元女優の女性と出会い、東京・世田谷の自宅で事実婚関係(実質的な妻)をスタートさせます。このパートナーとの間には2人の娘が誕生しました。娘たちは現在すでに成人しており、父親である火野さんの晩年の生活や健康管理を献身的に支えていたことが知られています。
愛人報道が過熱した時代でも、火野さんは「決して泥沼化させず、関係者全員に義理と筋を通す」という独特の誠実さを持っていました。そのため、本妻側・パートナー側の双方の子供たちとも確執を残さず、良好な親子関係を保ち続けていたと関係者は証言しています。