Icuの偏差値は本当に早慶レベル?独自入試の難易度と実態を徹底検証

Icuの偏差値は本当に早慶レベル?独自入試の難易度と実態を徹底検証

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ネット上の掲示板やSNSでは長年、「早慶上智ICU」あるいは「早慶上理ICU」といった大学群の序列が議論されてきました。「ICUは早慶より上なのか下なのか」という問いに対し、受験指導の現場で数多くの逆転合格を支援してきた専門予備校の講師陣や教育関係者は、揃って「単純な偏差値の上下で比較すること自体がナンセンス」と口を揃えます。

その最大の理由は、ICUが「教養学部アーツ・サイエンス学科」の1学部1学科のみで構成されている点にあります。法学部、経済学部、文学部といった専門分野ごとに細分化された従来の大学とは異なり、ICUでは入学時に専門を決めず、2年間かけて人文科学、社会科学、自然科学を横断的に学び、3年次に自らの「メジャー(専修分野)」を決定します。このリベラルアーツ教育モデルは、米国の名門カレッジをそのまま日本に移植した構造を持っています。

一般的な私立文系志望者が「英語・国語・日本史(世界史)」の3教科を愚直に暗記し、過去問の出題パターンを身体に叩き込む勉強法を続けていたとしても、ICUの一般選抜では一次選考すら突破できないケースが多発します。ICU教養学部難易度が「異質」と称される所以は、蓄積した知識量ではなく「初見の長大な情報をその場で咀嚼し、論理的に再構築する処理速度」を試される点にあります。知識詰め込み型の試験で早慶に受かる受験生が、ICUではあっさり不合格になる逆転現象が毎年後を絶たないのはこのためです。

斉藤 蓮
著者

斉藤 蓮

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。