足首の捻挫を3日で治す裏ワザの真相と最短で歩くための科学的処置

足首の捻挫を3日で治す裏ワザの真相と最短で歩くための科学的処置

話題沸騰中の 足首の捻挫を3日で治す裏ワザの真相と最短で歩くための科学的処置について、主要な情報を分かりやすく掲載しています。

受傷した直後、多くの方が「一応足首を地面につけて歩けるから、大したことはないだろう」と湿布だけで済ませようとします。しかし、捻挫で歩けるけど痛い理由は極めて明快です。足関節の外側には「前距腓靭帯(ぜんきょひじんたい)」「踵腓靭帯(しょうひじんたい)」などの靭帯群が存在しますが、このうち一部の線維が伸びたり部分断裂したりしているだけでも、体重を支える骨の構造自体が無事であれば、激痛をこらえながら歩くこと自体はできてしまうからです。

問題は、無理に歩くことで傷口をさらに広げ、本来なら軽度で済むはずだった靭帯損傷を完全断裂へと悪化させてしまう点にあります。自身が今どのステージにいるのかを把握するため、まずは下記の重症度分類と回復の目安を確認してください。

重症度・グレード靭帯の損傷状態と自覚症状足首靭帯損傷の全治期間(目安)3日後の復帰可否・編集部の見解度(軽度)靭帯の微細な伸張(伸び)。軽度の圧痛と腫れ、歩行は可能。1週間〜10日前後適切な固定と処置を行えば、3日後にサポーター着用での歩行・軽作業復帰は現実的。度(中等度)靭帯の部分断裂。顕著な腫れと皮下出血班、跛行(びっこを引く)。3週間〜6週間3日での現場復帰は極めて危険。荷重を避けてシーネ固定や松葉杖が必要なレベル。度(重度)靭帯の完全断裂。関節の異常な動揺性、激しい腫脹、完全歩行不能。2カ月〜3カ月以上(手術適応あり)論外。ギプス固定または靭帯修復術の対象。無理な歩行は重度の後遺症を招く。

国際的な臨床現場で用いられるトリアージ基準「オタワ足関節ルール(Ottawa Ankle Rules)」に基づき、以下の項目のうち1つでも当てはまる場合は、捻挫ではなく「裂離骨折」「第五中足骨骨折(下駄骨折)」を起こしている可能性が極めて濃厚です。迷わず即日中に整形外科を受診してください。

  • 外くるぶし、または内くるぶしの後端から上方6cmまでの骨の部分を押すと飛び上がるような激痛がある
  • 足の甲の外側にある出っ張った骨(第五中足骨基部)、または舟状骨を圧迫すると強い痛みがある
  • 受傷直後、および受診時に「自力で4歩以上連続して歩行すること」が全くできない
池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。