頓用薬を飲むベストなタイミングは、薬の種類や目的によって異なります。自己判断でタイミングを逃すと、薬の効き目が低下することがあるため注意が必要です。
代表的な頓用薬における使用目安は以下の通りです。
・痛み止め(頭痛・生理痛・抜歯後の痛みなど):
痛みを極限まで我慢してから飲むと、痛みの原因物質(プロスタグランジンなど)が体内に大量発生してしまい、薬が効きにくくなります。「痛くなり始めた初期段階」や「我慢できない痛みになる前」に早めに服用するのが最も効果的です。
・解熱剤(発熱時):
体温が少し上がった程度ですぐに使うのではなく、一般的には「体温38.5℃以上」かつ「悪寒が治まり、倦怠感や頭痛で眠れない・食事がとれないとき」がひとつの目安です。熱そのものは免疫反応の一環であるため、体力を激しく消耗している状態を和らげる目的で服用します。
・胃薬・吐き気止め・睡眠薬など:
胃痛や胸焼けの兆候を感じたときや、強い吐き気が出たタイミングで服用します。不眠時に処方される頓用の睡眠導入剤は、布団に入る直前に飲むのが原則であり、服用後の外出や作業は事故につながるため厳禁です。