タイヤ側面のえぐれは走行可能?バースト危険と交換基準【2026】

タイヤ側面のえぐれは走行可能?バースト危険と交換基準【2026】

タイヤ側面のえぐれは走行可能?バースト危険と交換基準【2026】の疑問点について、最新情報を取りまとめてご紹介します。

愛車のタイヤにえぐれがある場合、定期検査を通過できるのかという不安もつきまといます。道路運送車両法が定める保安基準(第9条・走行装置等)において、タイヤの合否は厳しく規定されています。

実務上のタイヤえぐれ車検合格基準では、以下の状態が確認された時点で「不適合(車検落ち)」の判定が下されます。

  • 亀裂またはコード層に達する損傷が認められるもの
  • タイヤの側面または接地面に著しい変形(膨らみ・ピンチカット)があるもの
  • 空気漏れや走行安全性を著しく損なうおそれのある欠損

検査員の目視点検において、爪が深く引っかかるようなえぐれ傷や、内部コードが目視できる損傷は一発で不合格となります。「空気圧が減っていないから大丈夫」という理屈は一切通用しません。

さらに2026年最新タイヤ安全基準の運用現場では、車両の電動化(EV・PHEV)の普及に伴う車両総重量の増加や、高度運転支援システム(ADAS)の普及に伴い、走行装置にかかる安全基準の厳罰化が進んでいます。重量のあるバッテリーを積んだ最新車両は、旋回時や自動緊急ブレーキ作動時にタイヤ側面へ従来以上の強大な横G(横せん断荷重)がかかります。そのため、民間車検場や指定工場においても、わずかなサイドカットやクラックに対して過去よりも踏み込んだ交換指導を行う運用が定着しています。

橋本 菜々子
著者

橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。