「小さいから栄養も少ないのではないか」という先入観を持たれがちですが、実態はその正反対です。可食部100gあたりで比較した場合、ミニトマトは大玉トマトの約2倍から3倍のリコピンを含有しています。これは、リコピンやポリフェノールといった抗酸化物質が、果肉よりも「果皮の周辺」に多く凝縮されているためです。全体の体積に対して皮の表面積比率が高いミニトマトは、自然と一口あたりの栄養密度が高くなります。
味わいの面でも、かつてのプチトマトが「トマト特有の青臭さと爽やかな酸味」を持っていたのに対し、現代のミニトマトは徹底した糖度選別と土壌水分管理により、イチゴやミカンに匹敵する糖度8度から10度を超える甘さを実現しています。水分補給感覚で食べる大玉に対し、ミニトマトは手軽な栄養補給・スイーツ感覚で消費される食材へと変貌を遂げました。