大手フィットネスクラブの専属トレーナーや糖尿病内科の栄養食事指導の現場からは、トマトの誤った過信が招く失敗例が数多く報告されています。
「夜遅く帰宅した際、罪悪感がないからと冷やしトマトを2玉食べて就寝していたら体脂肪率が全く下がらなかった」「デスクワーク中にスナック菓子をやめてミニトマトを1パック(約200g)常食していたところ、糖質制限の基準値を大幅にオーバーしていた」という告白は、カウンセリング現場で日常茶飯事のように聞かれる実例です。
ここで解明すべきは、トマト 血糖値 急上昇 真相です。「トマトを食べると血糖値が跳ね上がるのか」という疑問に対し、食品の血糖上昇度を示すGI値(グリセミック・インデックス)から分析すると、生トマトのGI値は約30前後と、明確に「低GI食品」に区分されます。
しかし、生化学的な観点から見逃せないのが糖質の「質」です。トマトに含まれる糖質の大部分は、果糖(フルクトース)とブドウ糖(グルコース)という単糖類で構成されています。単糖類はこれ以上分解する必要がないため、消化管からの吸収スピードが極めて速い特徴を持っています。
空腹時にいきなり生のトマトだけを大量に胃へ流し込んだり、食物繊維の骨格が破壊されたトマトジュース 糖質を一気に飲み干したりすると、低GI食品であっても一時的な血糖スパイクを招く可能性があります。特に果糖は肝臓でダイレクトに中性脂肪へと再合成されやすい代謝経路をたどるため、夜間の過剰摂取は内臓脂肪の蓄積に直結しやすい点に留意しなければなりません。