飛行機の着陸時に、あちこちから子どもの泣き声が聞こえてくるのは珍しくありません。小さな子どもや乳幼児は耳管が大人に比べて短く水平に近いため、気圧変化の影響をダイレクトに受けやすい構造になっています。さらに、自力でつばを飲んだり耳抜きをすることができません。
言葉で耳抜きを指示できない年齢の子どもに対しては、「反射的な嚥下(飲み込み)動作」を誘導する工夫が求められます。
- 赤ちゃんの対策:着陸態勢に入り降下が始まったタイミングで、授乳を行うか、哺乳瓶でミルク・湯冷ましを飲ませる。おしゃぶりを吸わせるのも効果的です。
- 幼児・子どもの対策:ストローマグでジュースを飲ませる、お気に入りの一口ゼリーやグミ、飴を食べさせる。
重要なのはタイミングです。降下開始よりずっと前に飲ませてしまうとお腹がいっぱいになり、肝心の着陸時に飲んでくれなくなります。機内アナウンスに耳を傾け、降下がアナウンスされた瞬間から少しずつ摂取させるのが成功の秘訣です。