薬局の陳列棚に並ぶ異汗性湿疹の市販薬おすすめ製品群の中で、主軸となるのはステロイド外用薬です。日本の薬事法上、一般用医薬品(OTC)として購入できるステロイドには「ウィーク」「マイルド」「ストロング」の3段階が存在します。手のひらや足の裏は人体のなかで最も角質層が厚く、薬剤が浸透しにくいため、汗疱に対しては「ストロング(強い)」ランクの成分でなければ十分な効果を期待できません。
その代表格が、ベタメタゾン吉草酸エステルを主成分とするリンデロンVs軟膏です。優れた抗炎症作用を持ち、ジュクジュクした患部を保護する軟膏タイプは、水ぶくれが破れかけた繊細な肌にも刺激を与えずに塗布できるため、ドラッグストア現場でも第一選択として推奨されています。
一方、フルオシノロンアセトニドに抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合したフルコートfの効果と評判についても注目が集まっています。無意識に掻き壊して細菌の二次感染を起こしている患部には強力な選択肢となりますが、漫然と使い続けると皮膚の常在菌バランスを崩す恐れがあるため、化膿を伴わない通常の汗疱には過剰な配合となるリスクも指摘されています。