日当たりの良さと風通しの確保は、健康な株を育てるための絶対条件だ。水はけの良い土壌を好み、過湿を嫌う性質があるため、鉢植えの場合は赤玉土や腐葉土をバランスよく配合した排水性の高い土を用意したい。地植えの場合も、少し盛り土をした畝(うね)に植え付けることで根腐れを防ぐことができる。近年の園芸ガイドでも強調されているように、適切な環境づくりこそが成功への第一歩だ。
また、自家結実性が低い点にも注意が必要となる。一株だけでは実がつきにくいため、「ミッション」や「ネバディロ・ブランコ」といった開花時期が重なる他品種を近くに配置するのが鉄則だ。春先、風によって花粉が運ばれることで授粉が成立する。手動で枝を揺らして受粉を促す作業も効果的であり、ちょっとしたひと手間が秋の豊作を大きく左右する。