映画館から日常のライフスタイルへとグラマーの概念を普及させたのは、メディアの力である。その中心にいたのが出版大手コンデナスト・パブリケーションズだった。
同社が創刊した『GLAMOUR誌』は、一部の富裕層や映画スターだけのものであったエレガンスを、一般の働く女性たちへと開拓した。日常の洋服選びやスキンケア、キャリア設計に至るまで、「自分らしく輝くこと」を提案し続けた歴史がある。
ファッション業界において、グラマーは特権的な優雅さから、大衆が自己演出を楽しむための実用的な表現手段へと再定義された。誌面を彩る鮮やかなビジュアルは、人々の購買意欲とスタイリングへの意欲を大いに刺激した。