5月の爽やかな気候は、自然観察とアートを結びつける絶好の機会だ。今シーズン、特に人気を博しているのが「新緑」と「季節の花」をテーマにした立体作品である。
例えば、近隣の公園で拾った落ち葉や小枝を活用したスタンプアート。緑色や黄緑色、エメラルドグリーンの絵の具を指先やスポンジにつけ、大きな画用紙に「初夏の木」を描く共同制作は、子どもたちの五感を強烈に刺激する。立体的な折り紙で作るイチゴ畑や、紫陽花(あじさい)の蕾(つぼみ)をイメージした花紙の貼り絵も、指先の細かい運動能力を養う教材として引く手あまただ。
散歩コースで見つけるタンポポの綿毛やテントウムシをモチーフにする園も多い。身近な生き物への愛着が、そのまま創作意欲へと直結する。