サンマルコ寺院は世界的な観光名所であると同時に、カトリック教会の崇高な典礼空間です。そのため、セキュリティチェックおよびサンマルコ寺院の服装規定は、他の欧州の大聖堂と比較しても極めて厳格に運用されています。「入場チケットを持っているから大丈夫」と油断していると、入口のガードマンにその場で制止され、入場を断られるケースが頻発しています。
チェックを通過するための服装基準(ドレスコード)
露出度の高い服装は男女を問わず厳禁です。具体的には以下の基準が適用されます。
- 肩の露出:キャミソール、タンクトップ、オフショルダーは不可。大判のスカーフやストール、カーディガンを羽織る対策が必須。
- 膝の露出:ショートパンツ、ミニスカート、丈の短いワンピースは不可。膝が完全に隠れる丈のボトムスを選ぶこと。
- 帽子・サングラス:神聖な空間への敬意として、入場時は脱帽が義務付けられています。
夏季のヴェネツィアは気温が35度を超える猛暑日も珍しくありませんが、観光時のカジュアルな装いのまま直行するのは危険です。薄手のストールを1枚バッグに忍ばせておくだけで、現場でのトラブルを確実に防ぐことができます。
大型リュック・スーツケースの持ち込み禁止令
セキュリティ強化のため、キャリーケースや中型以上のバックパック(デイパック含む)を寺院内に持ち込むことは一切許可されていません。寺院の正面エントランスには荷物預かり所が設置されていないため、事前に近隣の指定手荷物預かり所(Ateneo San Bassoなど)に預けるか、ホテルのフロントに置いてから身軽な状態で向かう必要があります。持ち込めるのは、貴重品が入る程度の小型ショルダーバッグやハンドバッグに限られます。