手軽に始められるイメージが先行する一方で、治療後に後悔の声を上げる患者も存在します。編集部の独自リサーチで見えてきた、失敗の主な要因は以下の3点です。
1. 1日20〜22時間の装着時間を守れなかった
マウスピース矯正最大の落とし穴が「自己管理」です。食事と歯磨き以外の時間は常に装着する必要がありますが、「間食のたびに外してそのまま忘れる」「飲み会で外したまま寝てしまう」といった装着不足が重なると、シミュレーション通りに歯が動かず、マウスピースが浮いて治療がやり直しになります。
2. 無理な非抜歯矯正で前歯が前に押し出された
「抜歯をしたくない」という患者の希望を優先しすぎた結果、歯が並ぶスペースが足りずに前歯が外側に押し出され、かえって出っ歯感が増してしまったという失敗例です。適切な骨幅がない場合は、抜歯や適切な歯間削合(IPR)を提案してくれるドクターを選ぶ必要があります。
3. 噛み合わせが合わなくなり奥歯で噛めなくなった
見た目の歯並びだけを優先し、噛み合わせの設計が不十分だった場合に起こります。上下の前歯は並んだものの、奥歯が浮いて食事がしづらくなるというトラブルは、経験の浅い歯科医師による診断で起きやすい傾向にあります。