世間は往々にして、有名人の離婚を「勝ち負け」や「被害者と加害者」という単純な二項対立で捉えたがる。しかし、この二人のケースは、そうした安易なラベリングがいかに無意味であるかを教えてくれる。どちらが正しかったのか、どちらが幸せなのかという問い自体が、彼らの前では色褪せてしまうのだ。
私たちが彼らに惹かれるのは、完璧な人生を送っているからではない。むしろ、激しい嵐に翻弄されながらも、自らの足で立ち上がり、再び歩き出す泥臭い人間味に共感するからだ。人生の後半戦において、予期せぬトラブルや喪失感に直面したとき、どう振る舞うべきか。彼らはその生きた教科書なのだ。