Q1:市販のうなぎのタレを水で洗い流すと、旨味まで抜けてしまいませんか?
A1:身の内部に蓄えられた旨味成分(イノシン酸や良質な脂質)は短時間の水洗いで流出することはありません。洗い流されるのは表面に滞留した酸化脂や添加物の多い外付けタレだけです。むしろ余分な油膜が取れることで、再加熱時に身がふっくら膨らみ、後からかけるタレ本来の風味がしっかり馴染むようになります。
Q2:調理用の日本酒がない場合、水やみりんで代用しても大丈夫ですか?
A2:水の代用でも蒸気を発生させてふっくらさせる効果は得られますが、魚の生臭さを抑える共沸効果(アルコールと一緒に臭み成分を蒸発させる作用)は弱まります。みりんは糖分が多く焦げ付きやすいため蒸し水には不向きです。日本酒がない場合は、「水+少量の白ワイン」や「緑茶」を蒸し液として使用するのが優れた代替策となります。
Q3:魚焼きグリルで焼く際、皮がアルミホイルにくっついてボロボロになるのを防ぐには?
A3:アルミホイルを一度手でくしゃくしゃに丸めてから軽く広げ、その凹凸の上に少量のサラダ油またはごま油をごく薄く塗ると、皮の張り付きを完全に防ぐことができます。また、波型の魚焼き専用ホイルやクッキングシート(直火不可のものはグリル使用禁止)を使用するのも非常に効果的です。
Q4:山椒(さんしょう)はいつ振るのが一番美味しいですか?
A4:加熱中に振りかけると熱で香気成分(サンショオール等)が揮発してしまうため、「食べる直前」が原則です。うな重やうな丼にする際は、ご飯とうなぎの間に薄く敷くように振ると、ご飯の温かみで山椒の芳香が立ち上がり、うなぎの濃厚な脂と見事に調和します。