ぶどう芽かきを図解で完全解説!残す芽の見極め方と品種別の失敗防止策

ぶどう芽かきを図解で完全解説!残す芽の見極め方と品種別の失敗防止策

ぶどう芽かきを図解で完全解説!残す芽の見極め方と品種別の失敗防止策に関する話題のニュースをまとめてご紹介します。関心のある方は必見です。

インターネット上の園芸情報やSNSでは、時として植物生理学的に誤った情報が拡散されています。現場で実証された科学的根拠に基づき、よくある2大誤解を是正します。

誤解1:「葉の枚数が多いほど光合成量が増えて甘くなるので、芽は極力残すべき?」

【真相:間違い】
植物の光合成には「光飽和点」と「受光効率」が存在します。芽を多く残して葉が過密になると、上層の葉が下層の葉を遮光し、日陰になった葉は光合成を行うどころか呼吸によって糖分を浪費する「消耗葉」へと変わります。農業試験場の研究でも、新梢を適切に間引いて樹冠内部の受光率を60%以上に維持した樹の方が、放置した樹よりも明らかに果実の最終糖度が高く、着色度(アントシアニン含有量)も優れることが証明されています。

誤解2:「冬にしっかり剪定したのだから、春の芽かきは省略しても問題ない?」

【真相:間違い】
剪定は「枝の骨格と大まかな芽の総数を決める作業」であり、春の芽かきは「実際に萌芽した芽の質を見極める最終選別」です。どれほど完璧に冬期剪定を行っても、植物は環境刺激や根圧によって1つの節から副芽を吹かせたり、幹から不定芽を発生させたりします。芽かきを省略すると、冬期剪定の設計意図が完全に崩壊し、枝の混雑を防ぐことは不可能です。

池田 達也
著者

池田 達也

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。