Q1:サイヤング賞に野手成績や打撃成績は加味されますか?
A1:一切加味されません。大谷翔平選手のように二刀流として驚異的な本塁打数を記録していても、サイヤング賞は「投手としての投球成績のみ」を評価対象とします。打撃成績を含めた総合評価は「シーズンMVP(最優秀選手賞)」で評価されます。
Q2:救援投手(中継ぎや抑え)でもサイヤング賞を受賞できますか?
A2:制度上、リリーフ投手も対象であり受賞可能です。過去には1974年のマイク・マーシャルや1984年のウィリー・ヘルナンデス、1992年のデニス・エカーズリー、2003年のエリック・ガニエらが抑え投手として受賞しています。ただし、現代は先発投手の投球回数やWARが重視される傾向が強いため、リリーフ投手の受賞ハードルは極めて高くなっています。
Q3:投票を行う記者はどのような基準で選ばれているのですか?
A3:MLB公式ではなく、全米野球記者協会(BBWAA)に所属する会員記者の中から選ばれます。各球団の本拠地球都から2名ずつ、ア・リーグ30名、ナ・リーグ30名の計60名が選出され、地元贔屓を防ぐために厳正なガイドラインのもとで記名投票が行われます。投票結果は全内訳が一般公開されます。
Q4:ア・リーグとナ・リーグで受賞者が分かれるのはなぜですか?
A4:1956年の創設当初はメジャー全体で1名のみでしたが、両リーグの不公平感を解消し、それぞれのリーグで最も活躍した投手を正当に称えるため、1967年以降はア・リーグとナ・リーグで各1名(合計2名)を選出するルールに変更されました。