Q1:係助詞と副助詞の一番簡単な見分け方は?
A1:文末の活用形を強制的に変える力があるかどうかで見分けます。係助詞(ぞ・なむ・や・か・こそ)は文末を連体形や已然形に変えますが、副助詞(だに・すら・さへ・のみ等)は文末の形を変えず、通常通り終止形で終わります。文末への統語支配力の有無が決定的指標です。
Q2:現代語にも係り結びの法則は残っているのですか?
A2:文法規則としてはほぼ消失しています。ただし、「彼こそが真の勇者だ(強調)」のような言い回しに痕跡が残るほか、一部の方言(沖縄方言・琉球諸語における係り結びの残存など)や、「〜こそあれ」「〜ならしめ」といった慣用句の内部に化石のように残存しています。
Q3:係り結びの「省略」と「流れ」の違いは何ですか?
A3:「結びの省略」は、文末の述語そのものが書かれずに係助詞などで文が終わる現象です。「結びの流れ」は、文末の述語が係り結びを受けた形(連体形など)になった直後に接続助詞(ば、ど、て等)が付き、文が言い切られずに後続の文へと続いていく現象を指します。