ネット上で急速に拡散した未来電波基地とは、突如としてYouTubeやX(旧Twitter)、TikTokなどのプラットフォームに出現した謎多きクリエイティブプロジェクトです。画面ノイズ混じりのサイケデリックなグラフィックとともに、いわゆる「電波ソング」特有の早口ボーカルと電子音を融合させた楽曲を投稿し、瞬く間に熱狂的なフォロワーを獲得しました。
ユーザーが最も気になっている未来電波基地の正体について、初期は「実在するカルト組織の広報活動ではないか」「海外発の不気味なネットミーム(不気味の谷系コンテンツ)か」といった不穏な噂も囁かれていました。しかし、公開情報の追跡や関係者への取材から浮かび上がったのは、新進気鋭のインディーミュージシャン、モーショングラフィックス作家、シナリオライターらによる複合芸術集団という姿です。
彼らは「2000年代のインターネット黎明期に存在したアングラ電波文化が、2040年代の荒廃した近未来に漂着したらどうなるか」という緻密なSF世界観を設定。視聴者が謎解きを通じてストーリーの全貌を明かしていくという、極めて現代的な参加型エンターテインメントを提供しています。