政界の第一線で舌鋒鋭く論陣を張る高市早苗氏に対し、その背後で沈黙を守りながら組織を束ねる実弟が高市知彦氏です。高市氏の実家は奈良県にあり、家族構成は父親、母親、そして長女の早苗氏と長男の知彦氏の4人家族(2人兄弟)です。父親は民間企業(自動車関連ディーラーなど)に勤務するサラリーマン、母親は奈良県警に勤務していた警察職員という、極めて堅実な一般家庭で育ちました。
弟の知彦氏の年齢は、高市早苗氏(1961年3月生まれ)よりも約6〜7歳年下にあたります。大学卒業後は一般企業で社会人経験を積んでいましたが、姉の政界進出と選挙戦の激化に伴い、姉を直接支えるべく秘書業務へと身を投じることになりました。世襲政治家のように盤石な後援会組織を持たない高市家にとって、知彦氏の合流は「外部のスタッフには預けられない金庫番や裏方を取り仕切る唯一無二の人材」の確保を意味していました。
ネット上で関心を集める「顔写真」については、本人が自ら表舞台に立つ政治家ではなく秘書・裏方に徹しているため、単独のポートレートが公式に配布される機会は多くありません。しかし、地元奈良での街頭演説や後援会フォーラム、選挙開票センターの映像などには、姉の傍らで厳しく周囲に目を配る姿が度々映り込んでいます。支援者からは「早苗氏に似た知的な目元を持ちながらも、物腰は非常に柔らかく、姉とは対照的な傾聴型」と評されています。