甘露寺蜜璃の強さの根幹にあるのが、常人の8倍に達する筋肉密度という驚異的な特異体質です。外見は非常に引き締まった女性らしい体つきでありながら、生後1年2ヶ月の時点で約15kgの漬物石を持ち上げるほどの怪力を誇ります。
さらに彼女は、骨を外すかのような超人的な関節の柔らかさと瞬発力を兼ね備えています。この肉体特性を極限まで活かすため、刀鍛冶の里の長・鉄地河原鉄珍(てっちかわら てっちん)が打ち出したのが、極めて薄く、リボンのようにしなる特殊な日輪刀でした。
この異形の日輪刀は、自らを切り刻んでしまうリスクがあるため、並外れた柔軟性と筋力を持つ蜜璃にしか扱えません。彼女が扱う「恋の呼吸」は、炎柱・煉獄杏寿郎の継子時代に「炎の呼吸」をベースとして独自に編み出したもので、目にも留まらぬ速度と変幻自在の軌道を描きます。
【恋の呼吸の主な技一覧】
・壱ノ型 初恋のわななき(はつこいのわななき):跳躍しながら無数の斬撃を一瞬で繰り出す。
・弐ノ型 懊悩巡る恋(おうのうめぐるこい):複雑にうねる刃で広範囲を切り刻む。
・参ノ型 恋猫しぐれ(こいねこしぐれ):猫のような跳躍で素早く宙を舞い、敵の攻撃を切り払う。
・伍ノ型 揺らめく恋情・乱れ爪(ゆらめくれんじょう・みだれづめ):刃をしならせ、広範囲を瞬時に切り刻む乱舞技。
・陸ノ型 猫足恋風(ねこあしこいふう):身を翻しながら突風のような斬撃を放ち、敵の攻撃を防御・反撃する。
鬼殺隊ファンの間でも「手数と攻撃速度は柱の中でもトップクラス」と評されており、その特異体質と唯一無二の剣技は十二鬼月との激闘で存分に発揮されました。