SNS(X)や各種ファンコミュニティにおける反響を分析すると、一般的な少年漫画の人気投票とは一線を画す特徴が見られます。ネット上では「全員に投票したい」「枠が足りない」という悲鳴が恒例となっており、特定キャラクターの熱心なファン層だけでなく、箱推し(チーム全体・作品全体のファン)が非常に多いことがわかります。
当時の読者アンケートやファンの声を検証すると、以下のような生々しい実態が確認できます。
「第2回投票の山口の順位を見たとき、ジャンプを握りしめて泣いた。自分の努力が報われたような気持になった」(20代女性・連載当時からの読者)
「及川さんは敵キャラなのに嫌いになれないどころか、一番感情移入してしまう。泥臭く足掻く姿こそがハイキューの真髄」(30代男性・社会人バレー経験者)
公式の集計結果が発表されるたび、単なる順位争いを超えて「作中のどの描写が読者の心に刺さったか」を考察し合う文化が形成されていました。これは、作者である古舘春一氏が各校の選手一人ひとりに固有の人生と挫折を与え、丁寧に描き切ったことに対する読者からの信頼の証でもあります。