紀子さまの書道の腕前は、公の場に披露される直筆文字を通じて、多くの専門家や書道愛好家から極めて高い評価を受けています。特に毎年1月に皇居・宮殿で開催される「歌会始の儀」で詠進される和歌の自筆短冊や、宮内庁職員組合文化祭美術展に出品される書作品は、その完成度の高さで常に注目を集めています。
書道界の専門家が指摘する紀子さまの文字の特徴は、「寸分の迷いもない起筆と終筆の正確さ」、そして「細身でありながら芯に強烈なバネを感じさせる運筆」です。有栖川流は一般的な書道教室で教えられる整斉な楷書とは異なり、独特の筆圧の変化と直線のスピード感が求められますが、紀子さまの直筆はまさにその規範を完璧に具現化しています。
SNSやネット掲示板上でも、公務先での芳名録へのご署名や記念碑の題字などがメディアで公開されるたびに、「鳥肌が立つほど美しい字」「文字から凛とした意志の強さが伝わってくる」といった感嘆の声が多数寄せられています。単なる趣味の習い事の域をはるかに凌駕した、皇族としての揺るぎない矜持がその一筆一筆に宿っているといえます。