岩下志麻を語る上で欠かせないのが、1967年に結婚した映画監督の篠田正浩氏の存在です。二人は映画『暗殺』などの撮影を通じて絆を深め、映画界きってのおしどり夫婦として知られてきました。
篠田監督は2003年公開の映画『スパイ・ゾルゲ』を最後に監督業を引退し、現在は執筆や思索を中心とした静かな生活を送っています。東京都内にある閑静な住宅街の自宅で、互いに傘寿・卒寿を迎えた二人は、深い敬意と愛情で結ばれた老後を共に歩んでいます。
岩下自身は過去のインタビューで、「家事は決して得意ではないけれど、夫は私の仕事を一番に理解し、いつも温かく見守ってくれた」と感謝を語っています。朝の散歩やクラシック音楽の鑑賞、美術展への外出など、お互いの時間を尊重し合いながら過ごす穏やかな夫婦の日常は、同世代の理想的なシニアライフとして羨望を集めています。