カードを使ってもビクともしないほど頑固に固着している場合、素材の温度特性を利用したアプローチが有効です。TPUや一部のプラスチックは、わずかに温めることで柔軟性が増す性質を持っています。
ここで役立つのがドライヤーの温風です。ただし、スマホ本体のバッテリーは熱に弱いため、必ず弱温風に設定し、ケースの角周辺へ20〜30cmほど離して数秒間だけ軽く風をあててください。ほんのり人肌程度に温まるだけで素材のエッジが柔らかくなり、指の力だけで簡単にめくれるようになります。
また、スマートフォンの分解や修理に使われる「樹脂製オープナー」や、ギターのピック、吸盤なども非常に優秀な取り外し道具になります。特に吸盤をスマホの背面に貼り付けて軽く手前に引っ張りつつ、フチを押し広げる方法は、本体への負荷を最小限に抑えられるプロ推奨のテクニックです。