女性のバストは、構造的に大きく分けて約90%の脂肪細胞と、残り約10%の乳腺組織、そしてそれらを支える皮下組織で構成されています。体重が増加した際にバストが大きく育つ最大の理由は、全身の脂肪量が増加する過程で胸部の皮下脂肪組織にも脂質が蓄積されるからです。しかし、単に脂肪が増えるだけではなく、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌動態が極めて重要な役割を果たしています。
エストロゲンは乳腺組織の発達を促す作用を持っており、この乳腺が発達すると、その周囲を保護するように脂肪細胞が引き寄せられて肥大化します。つまり、皮下脂肪のつきやすさとエストロゲンの受容体密度のバランスによって、体重増加がバストのボリュームアップに直結するかどうかが決まるのです。この科学的メカニズムを知ることが、崩れない体型ケアの第一歩となります。