日本語のニュアンスとして定着したこの言葉を、世界のポップカルチャーへ押し上げた立役者がいる。漫画家の岸本斉史が描いた大ヒット作『NARUTO -ナルト-』だ。集英社が発行する誌面で世界中の読者を魅了した同作において、主人公の師である自来也が執筆した劇中小説『イチャイチャパラダイス』は強烈な存在感を放つ。
作中で作中作として登場するこの大人の恋愛小説は、はたけカカシの愛読書としても知られ、少年アニメの枠組みのなかでコメディセンスと大人びた情緒を同居させる見事な演出装置となった。フィクションの枠を超え、世界中のファンに言葉の響きとそのユーモアを強烈に刻み込んだ出来事だったと言える。