久米宏の人生を語る上で、妻である久米麗子の存在を外すことはできない。スタイリストやエッセイストとしても知られる麗子夫人は、彼のキャリアの節目節目で重要な役割を果たしてきた。子供を持たない選択をした二人は、互いを最良のパートナーとして尊重し合い、長年「おしどり夫婦」として知られている。
彼が局アナの枠を飛び出し、芸能事務所オフィス・トゥー・ワンに所属してフリーランスとしての道を歩み始めた際も、最大の理解者として傍らにいたのが麗子夫人だった。テレビの第一線で過酷なプレッシャーに晒され続ける夫を、静かに、かつ力強く支え続けた家庭環境こそが、彼の鋭い言動を裏付ける安心感の源泉だったと言える。