鈴木亨は、1990年代から日本男子ツアーの第一線で泥臭く勝利をもぎ取ってきた重鎮だ。日本プロゴルフ協会(PGA)のツアーで通算8勝をマーク。シニアツアーに戦いの場を移してからも衰えぬ闘争心で賞金王争いを演じるなど、その豪快なスイングと熱血なプレースタイルで長年ギャラリーを魅了し続けている。
彼が駆け抜けてきた時代は、まさに実力者ひしめく戦国時代だった。プレッシャーに押し潰されそうな局面でフェアウェイを捉え、勝利を掴むために必要だったのは鋼のメンタルに他ならない。ミスを引きずらず次の1打に命を懸ける父の生き様は、後に芸能界という荒波へ飛び込む娘にとって、何よりも雄弁な教科書となった。