ダブルカラーを検討する際、最も大きな分水嶺となるのが「ブリーチを使用するか否か」という選択です。近年急速に需要を伸ばしているブリーチなしダブルカラーは、脱色力の高いアルカリカラー剤(ライトナーなど)で髪を極限まで明るくした後に色味を重ねるアプローチを取ります。
髪の負担を最小限に抑えつつ、通常のワンメイクカラーよりも透明感や柔らかさを出せる点がメリットですが、脱色できる限界値(13〜14トーン程度)があるため、ホワイト系やシルバー、淡いパステルカラーを再現することは物理的に不可能です。一方のブリーチありは、メラニンを16〜18トーン以上まで分解できるため自由自在な色調を再現できますが、相応のコストと施術時間を要します。
都内主要エリアおよび全国主要都市のヘアサロンにおける市場データをもとに、シングルカラーを含めた諸条件の比較を以下に整理しました。
施術料金に開きがある背景には、使用する薬剤のグレードや処理剤の有無が関係しています。特に近年のサロンワークでは、ブリーチによる酸化ダメージを抑えるケアブリーチ効果(ジカルボン酸やマレイン酸誘導体などのプレックス系処理剤を配合し、毛髪内部のシステイン結合を強化する技術)を標準採用するケースが増えており、通常ブリーチに加えて+2,000円〜4,000円程度の追加設定が一般的です。