Q1:近くに「手の外科専門医」がいない場合、普通の整形外科でも大丈夫ですか?
A1:まずは一般的な整形外科を受診して全く問題ありません。その際、問診で「手根管症候群の疑いがあるか」「必要に応じて手の外科専門医のいる高次医療機関へ紹介状を書いてもらえるか」を確認してください。確定診断のための神経伝導速度検査機器がないクリニックの場合でも、提携病院を紹介してもらえます。
Q2:整骨院や整体院のマッサージで手根管症候群は治りますか?
A2:手根管症候群を根本的に整体やマッサージで治すことは医学的に不可能です。手根管内部の解剖学的な神経圧迫は徒手療法では解除できず、無理に手首を揉んだり引っ張ったりすることで、かえって神経の炎症を悪化させる危険があります。必ず医師の確定診断を優先してください。
Q3:手根管開放術の手術費用と入院期間はどれくらいですか?
A3:健康保険が適用されるため、3割負担の場合で片手あたり約25,000円〜40,000円前後(検査・投薬費別)です。現在の手術は局所麻酔による日帰り手術が標準的ですが、両手を同時に手術する場合や持病がある高齢者の場合は、1泊2日程度の入院管理を行う医療機関もあります。
Q4:湿布を貼っても手のしびれが全く消えません。なぜでしょうか?
A4:湿布に含まれる消炎鎮痛成分は皮膚表面から浅い筋肉層に作用するものであり、手根管という骨と分厚い靭帯の奥深くに存在する神経の物理的圧迫を取り除くことはできません。湿布で効果がないこと自体が、手根管症候群を強く疑う根拠の一つとなります。