爆笑問題の根幹にあるのは、間違いなく漫才への強いこだわりだ。どれほどテレビのレギュラー番組が増えようとも、二人は定期的に新ネタを披露する舞台に立ち続けている。政治ネタから時事風刺、くだらない日常の雑談まで、縦横無尽に脱線する太田光のボケを、間髪入れずに拾い上げる田中のツッコミはもはや芸術の域に達している。
結成から長きにわたる年月が経った今も、ふたりがマイクの前に立つ姿には一切の衰えを感じさせない。互いの呼吸を知り尽くした二人のやり取りは、観客を瞬時に爆笑の渦へと巻き込む。若手時代からの泥臭い関係性を経て築かれた強固な信頼関係こそが、彼らの漫才を唯一無二のものに仕立て上げているのだ。