ネット上で「重病にかかっているのではないか」という都市伝説的な噂がささやかれ始めた最大の要因は、間違いなくビジュアルの劇的な変化だ。90年代前半、WANDSのフロントマンとしてテレビ画面に映し出されていた上杉昇は、澄んだ瞳とスリムな体躯、洗練された容姿で多くのファンを魅了していた。
しかし、近年の彼は豊かな蓄え髪と髭、重厚な体躯、そして全身に刻まれたタトゥーという、極めてワイルドで骨太なロックシンガーのスタイルへシフトしている。久々に彼の姿を見たライト層が「人が変わったようだ」「病気で激痩せ、あるいはむくんでいるのではないか」とショックを受け、SNS等で拡散したことが発端となった。しかし、この容姿の変化は病魔によるものではなく、彼が志向する音楽性の変化に伴う確信犯的なセルフプロデュースの結果である。