ホリュウをはじめとする魅力的な妖怪たちが社会現象となった背景には、開発元である株式会社レベルファイブと、同社を率いる日野晃博氏の綿密な戦略が存在した。
ゲーム単体の面白さにとどまらず、アニメ、玩具(妖怪メダル)、そして『月刊コロコロコミック』でのコミカライズを連動させたメディアミックス構想は、当時の子どもたちの心を一瞬で掴み取った。誌面での限定情報公開やシリアルコードの配布など、リアルとデジタルが融合した仕掛けが連日世間を賑わせたのだ。
収集・育成RPGというジャンルにおいて、ここまでの熱狂を生み出した事例は稀有であり、コンシューマーゲーム業界の歴史に深く刻まれる偉業となった。