福岡市内で引越しをする際、水道の手続きは「退去時の閉栓(止水)」と「入居時の開栓(使用開始)」の2段階に分かれる。この手順を誤ると、引越し当日に水が出ない、あるいは前の入居者の名義で料金が請求され続けるという深刻なトラブルに発展する。
閉栓(使用中止)の申請は、引越し日の1週間前を目安にお客様センターまたは公式サイトのオンラインフォームから行う。必要情報は「お客様番号(検針票や水道料金の振込用紙に記載)」「現住所」「退去日」「新住所(任意)」だ。当日の立ち会いが必要かどうかは物件の構造によって異なるが、多くの集合住宅ではメーターボックスが共用部にあるため、立ち会い不要のケースが多い。
開栓(使用開始)の申請は、新居への入居日の3〜7日前に手続きするのが理想だ。引越し繁忙期(3月・4月)は申請が集中するため、2週間前からの早期申請を公式サイトでも推奨している。入居当日に水が使えない事態を防ぐためにも、この余裕を持った行動が鍵となる。
2026年現在、福岡市水道局のオンライン手続きは大幅に拡充されており、手続きの流れは次の通りだ。公式サイトのトップページから「お引越しの手続き」バナーをクリック→使用開始・中止の選択→必要事項の入力→確認メールの受信という4ステップで完了する。スマートフォンからでも操作しやすいUI設計になっており、深夜や休日でも申請が可能になった。ただし、電話での申請には対応時間内に連絡する必要があるため、オンライン手続きの活用が圧倒的に便利だ。
また、同一福岡市内での引越し(市内転居)の場合は、閉栓と開栓を同時に申請できる「転居手続き一括受付」サービスが利用できる。引越し慣れしていない一人暮らし初心者がもっとも見落としやすい点であるため、特に注意してほしい。