無限城の異空間で繰り広げられた激闘は、作品全体を通しても屈指の緊迫感を誇る。柱である冨岡義勇と、成長を遂げた竈門炭治郎の二人がかりでも、猗窩座の「破壊殺」の精度と圧倒的な戦闘勘の前には窮地に追い込まれ続けた。義勇が痣を発現させて限界を超えた剣技を繰り出し、炭治郎が「至高の領域」へ足を踏み入れることで、戦況はようやく動く。
炭治郎は父から受け継いだ神楽の真髄と闘気を消す「透き通る世界」を会得し、ついに猗窩座の首を斬り落とすことに成功した。通常であれば鬼殺隊の勝利で終わるはずの展開だ。しかし、この戦いはそこから異例の局面を迎えることになる。