2026年現在の外食シーンにおいて、うなぎ料理の価格帯は以下のような水準で推移しています。
一般的な専門店におけるうな丼は2,200円〜2,800円前後、うな重(並〜上)は3,500円〜4,800円前後、うな重(特上)やひつまぶしは5,500円〜7,500円前後が標準的な相場です。
過去数年にわたる価格改定の背景には、稚魚(シラスウナギ)の漁獲量変動に加え、養殖に必要な飼料代や保温用の重油代、物流コストの上昇が重なった実情があります。近年では完全養殖技術の商業化に向けた取り組みや陸上養殖の拡大が進んでいるものの、職人が手作業で割き・串打ち・焼きを行う専門店では、人件費を含めたプレミアムな価格設定が定着しています。
また、産地ごとのブランドうなぎも注目を集めています。名水で知られる静岡県「浜名湖産」はふっくらとした肉厚な身質で根強い信頼を誇り、養殖生産量トップクラスの愛知県「一色産」は脂の乗りと柔らかさのバランスが秀逸と評判です。さらに鹿児島県や宮崎県産の大隅うなぎは、徹底した水質管理による泥臭さのなさとボリューム感で全国の専門店から高い評価を得ています。